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本:『プラグマティズム入門』伊藤邦武 ちくま新書 (1・基礎づけ主義とプラグマティズム)

プラグマティズムは、「道具主義」や「実用主義」などと訳されている、哲学的な立場の名前です。

科学でわかることだけが真実だ、とか、どんなことにもその価値には優劣はない、のような考え方だと理解されることもあるようで、今ひとつ何だかわからなかったので、この本を読んでみました。

わかりやすい本なのですが、すんなりとは理解できなかったので、補助線などとともに書いておきます。

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『数学の想像力 正しさの深層に何があるのか』 加藤文元 筑摩選書

数学の思想史というか、哲学史の本です。序盤は数学は音楽に似ている、などの話で今ひとつピンと来なかったのですが、中盤からは「正しさ」についての考え方の変化が語られてゆきます。

学校の数学でも「証明」によって正しさを示していますが、これを始めたのが紀元前5世紀の古代のギリシアで、それは他の文明には見られない特異なことであった様です。

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本:『物の本質について』ルクレティウス・樋口勝彦訳 岩波文庫

古代ギリシアの原子論は、デモクリトス、エピクロス、ルクレティウス、と引き継がれましたが、実際に残っているものの殆どはこの本の著者ルクレティウスのこの本によるもののようです。

元はエピクロスの考えを詩にしたものだったそうですが、この本では普通の文章として訳されています。

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『ホッブス リヴァイアサンの哲学者』田中浩 岩波新書

ホッブスは1588〜1679年のイギリスの人で、近代以降の民主主義の思想に影響を与えた人ですが、その思想にはエピクロスなどの原子論の影響があるといいます。そこで少し関連する本を読んでみました。

デカルトが1596〜1650年のフランスですから、ほぼ同時代の人です。

本自体は、大量のカッコ書きや繰り返し、語の重複などが多く、読みにくい本でした。

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