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本:『プラグマティズム入門』伊藤邦武 ちくま新書 (1・基礎づけ主義とプラグマティズム)

プラグマティズムは、「道具主義」や「実用主義」などと訳されている、哲学的な立場の名前です。

科学でわかることだけが真実だ、とか、どんなことにもその価値には優劣はない、のような考え方だと理解されることもあるようで、今ひとつ何だかわからなかったので、この本を読んでみました。

わかりやすい本なのですが、すんなりとは理解できなかったので、補助線などとともに書いておきます。

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『アブダクション 仮説と発見の論理』米盛裕二 勁草書房

論理的な推論や物理学では、あらかじめ決められたルールや法則に従って、推論や計算を進めることで結論を導き出したり予測をすることができます。

では、そのルールや法則はどうやって作り出したらいいのでしょうか?

「すべての人間は死ぬ」や、「f=ma」などの、従うべきルールはどうやって見つけられるのでしょうか。

それについて説明しようとしたのが、パースという人の唱えるアブダクションという考え方です。

 

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