「ソフィスト」というと、偽の知識で人を欺く人、というような意味になってしまっていますが、古代ギリシアのソフィストは、お金をもらって道徳を教えることを職業としている人たちだと考えられ、そういう人たちを必要とする理由があったようです。
「ソフィスト」というと、偽の知識で人を欺く人、というような意味になってしまっていますが、古代ギリシアのソフィストは、お金をもらって道徳を教えることを職業としている人たちだと考えられ、そういう人たちを必要とする理由があったようです。
「ラムダ計算」のはなしの続きです。ループを楽にするための仕組みと、関数で記号を作る方法です。
イギリスの古典学者マクドナルド・コーンフォードによる少し古い本で、1932年のものです。
ヨーロッパ中心のギリシア持ち上げを感じないでもないですが、古代ギリシアの考え方の流れが短くまとまっていて、扱いやすいでした。
この本では、古代ギリシアの思想をソクラテスを中心に、「イオニア」「ソクラテス」「プラトン・アリストテレス」に分けています。
そして、それまでのギリシアの思想の伝統から方向性を大きく変えたところに、ソクラテスの重要さがある、ということのようです。その方向性とは、自然の研究から、人間及び社会の研究へと哲学を展開させた、ということです。