今まで見てきた文法を使って、ラムダ計算の文法を書いてみます。
ざっと作ったので、変な式も書けてしまうかもしれませんが、だいたいこんな感じで、コンピュータの言語の文法を決めることが出来る、ということだと思って見てください…。

今から思えば、最初にプログラミング言語を見て、この構造を把握しておいたほうが、分かりやすかったような気がしますが…。
中世の哲学、いわゆる「神学」や「スコラ哲学」には、何だかとっつきにくいものを感じていました。そのイメージを払拭できないかとこの本を読んでみたのですが、思った以上に面白い本でした。
中世のヨーロッパははアリストテレスの説が大好きだったようです。それなのに、キリスト教の教えと衝突するその説はそのままではおおっぴらに研究できません。
そのため、あの手この手で、言い訳の説を生み出す側と、それを異端として排除する側の、わけの変わらない論争が延々と繰り広げられました。それが、中世哲学だったようなのです。
ギリシアを飲み込んで、古代の地中海世界を席巻したローマが東西に分裂したあと、 古代のギリシアの思想は、イタリアを中心とした西ローマからは消え、ギリシアを含む東ローマからは異端として追い出されました。
しかし、それらの知識はアラビアへと渡り、研究をされることになります。イスラム世界では、聖職者でなければ特に制限なく研究をする自由があったようです。そのかわり聖職者の知識には影響せず、時代が悪くなるにつれて、失われていったようです。
そうした古代ギリシアの著作が 12世紀前後に、西欧に流れ込みました。それらが、アラビア経由の注釈がつけられた形でイベリア半島やシチリアで翻訳されたその時代は、「12世紀ルネサンス」や「大翻訳時代」と呼ばれます。その中にアリストテレスの著作が含まれていました。
続きを読む 『中世の覚醒』リチャード・E・ルーベンスタイン ちくま学芸文庫ほとんどのプログラミング言語の文法は、チョムスキーという人が考え出した、 「生成文法」というものを使って決められています。
最近は人工知能「ブーム」が終わりつつある、なんて言葉もささやかれ始めたようです。が、人工知能ブームはこれまでも何度も起こってきました。
私は英語がたいへん苦手です。
特に英語の冠詞については、何をしたいのかよくわかりません。数えられる、数えられない、とか何を言っているのでしょう。
『日本人の英語』という本では、冠詞が主体で、それに Pen や Cat などの名詞をつけるのだ、といいます。
この言葉をヒントにあれこれ考えていたところ、英語の冠詞と、オブジェクト指向と、アリストテレスが、実は同じアイデアの元にあるものなのではないか…と思い当たりました。
英語の名詞と冠詞(a, the) の関係は、クラスとインスタンスの関係によく似ているなと。という訳で、オブジェクト指向プログラマのための(?)、a と the についての妄想です。
この本はディープラーニング協会の「G検定」という試験の教科書として作られたものだそうです。(Gはジェネラリスト、だそうです)
人工知能に関する技術的な側面の歴史から、わりと最近の技術の紹介と、今行われている応用の取り組みなどを扱っていて、入門には「ちょうどいい深さ」と「十分な広さ」を持った本だと思います。
ディープラーニングについては、元々のニューラルネットワークがどうして伸び悩んだのか、何がブレイクスルーになったのか、どんな種類があって目的に応じてどんなニューラルネットが選択肢になるのか、など基本的なことが概観できます
続きを読む 『ディープラーニングG検定公式テキスト』翔泳社 日本ディープラーニング協会監修