「古代ギリシア」タグアーカイブ

『中世の覚醒』リチャード・E・ルーベンスタイン ちくま学芸文庫

中世の哲学、いわゆる「神学」や「スコラ哲学」には、何だかとっつきにくいものを感じていました。そのイメージを払拭できないかとこの本を読んでみたのですが、思った以上に面白い本でした。

中世のヨーロッパははアリストテレスの説が大好きだったようです。それなのに、キリスト教の教えと衝突するその説はそのままではおおっぴらに研究できません。

そのため、あの手この手で、言い訳の説を生み出す側と、それを異端として排除する側の、わけの変わらない論争が延々と繰り広げられました。それが、中世哲学だったようなのです。

12世紀ルネサンス

ギリシアを飲み込んで、古代の地中海世界を席巻したローマが東西に分裂したあと、 古代のギリシアの思想は、イタリアを中心とした西ローマからは消え、ギリシアを含む東ローマからは異端として追い出されました。

しかし、それらの知識はアラビアへと渡り、研究をされることになります。イスラム世界では、聖職者でなければ特に制限なく研究をする自由があったようです。そのかわり聖職者の知識には影響せず、時代が悪くなるにつれて、失われていったようです。

そうした古代ギリシアの著作が 12世紀前後に、西欧に流れ込みました。それらが、アラビア経由の注釈がつけられた形でイベリア半島やシチリアで翻訳されたその時代は、「12世紀ルネサンス」や「大翻訳時代」と呼ばれます。その中にアリストテレスの著作が含まれていました。

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英語の冠詞とオブジェクト指向プログラミングと、アリストテレス

私は英語がたいへん苦手です。

特に英語の冠詞については、何をしたいのかよくわかりません。数えられる、数えられない、とか何を言っているのでしょう。

『日本人の英語』という本では、冠詞が主体で、それに Pen や Cat などの名詞をつけるのだ、といいます。

この言葉をヒントにあれこれ考えていたところ、英語の冠詞と、オブジェクト指向と、アリストテレスが、実は同じアイデアの元にあるものなのではないか…と思い当たりました。

英語の名詞と冠詞(a, the) の関係は、クラスとインスタンスの関係によく似ているなと。という訳で、オブジェクト指向プログラマのための(?)、a と the についての妄想です。

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マンガ 12.h 論理学 8 アリストテレス

プラトンの学園で学んだアリストテレスは、ソフィスト達の問答競技の手法なども参考にしつつ、論証や議論の方法をまとめましたが、その中に最古の論理学とも言える「名辞論理学」がありました。

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マンガ 12.g 論理学 7 真実を知るための儀式

おかしな前提から議論を始めるとパラドックスが起こってしまうのなら、パラドックスを起こす前提を取り除いてゆけば、真実にたどり着けるはず…。

プラトンはこれを対話法という方法にし、最後に残る真実を、イデアという正しいことそのものだと考えたようです。

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※ 作中の錯視画像は、北岡明佳・村上郁也・蘆田宏らの画像を参考に作成しました。

マンガ 12.e 論理学 5 プラトンと問い

人の持つべき良い性質とは何か、その考えは正しいのかどうか、などの議論を投げかけたソクラテスは民衆の裁判により死刑になります。このことにプラトンを始めとした多くの人がショックを受けたようです。

そして、多くの人がソクラテスのしようとしていたことは何だったのかを考えた結果、「哲学」となっていったようです。

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マンガ12.d 論理学4 ソクラテス/参考文献 − 哲学者編

プラトンによるとソクラテスは、混乱する政治の中で人々に、人の持つべき良い性質とは何か、その考えは正しいのかどうか、などの議論を投げかけたようです。

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