この本はディープラーニング協会の「G検定」という試験の教科書として作られたものだそうです。(Gはジェネラリスト、だそうです)
人工知能に関する技術的な側面の歴史から、わりと最近の技術の紹介と、今行われている応用の取り組みなどを扱っていて、入門には「ちょうどいい深さ」と「十分な広さ」を持った本だと思います。
ディープラーニングについては、元々のニューラルネットワークがどうして伸び悩んだのか、何がブレイクスルーになったのか、どんな種類があって目的に応じてどんなニューラルネットが選択肢になるのか、など基本的なことが概観できます
このサイトのマンガでは、いまだに「古き良き人工知能」をうろついていますし、それどころか、それ以前の話(論理学)などにはまっていたりします…。
始めたころは、さっさと昔の話は終わらして、今どきの人工知能の話題も扱ってゆきたいな、と思っていました。
ですが、やればやるほど自分は基本的なことがわかっていないことに気が付き、興味が広がり、こういうことになっています。
マンガを見ていて、人工知能の技術に興味を持った場合、この本を読むのが正確でわかりやすいのではないかと思います