マンガ6.h「機能と関数」

知能は機能だ。と言った時、「機能」て何なのだろう…。前回と今回は、考えたことをなんとなく書いてみました。

この話は準備中ですが、漫画のページはこちら

機能という言葉を少し調べると、働きとか、作用とか、役割とかの説明があり、わかったようなわからないような気分になります。

ですが、英語では機能と関数は同じ言葉、function です。 どうもこの2つは関係のあるものだと思われている様です。

そして、知能が機能だと言うのは、入力に応じてある一定の出力を出せる能力なのだ、と考えると、それをコンピュータで実行できる、というアイデアもしっくり来ます。

ですが、人間は同じ入力に対して、常に同じ出力を返すわけではありませんし、知能にも、学習を始めとして、そうでないことが望まれていると思います。

いつも同じでもない。デタラメでもない。では一体どんな入出力を持つものなのでしょう…。

参考文献
『心とはなにか』アリストテレス

本の感想にも書いたのですが、どうも、アリストテレスは紀元前300年頃に書かれたこの本で、心を上で言ったような意味での機能だと考えているようです。

また、アリストテレスの著作『ニコマコス倫理学』を読んでいるのですが、心がそういう機能だとした場合、入出力をどうやって変えてゆけるのか、変化の目標の良し悪しを決める倫理というのはどういうものなのか、ということが考えられているようです。

散々迷子になった挙句、原点に行ってみたら、何だかとても重要な事が書いてあった気がしています。