古代ギリシアの原子論は、デモクリトス、エピクロス、ルクレティウス、と引き継がれましたが、実際に残っているものの殆どはこの本の著者ルクレティウスのこの本によるもののようです。
元はエピクロスの考えを詩にしたものだったそうですが、この本では普通の文章として訳されています。
古代ギリシアの原子論は、デモクリトス、エピクロス、ルクレティウス、と引き継がれましたが、実際に残っているものの殆どはこの本の著者ルクレティウスのこの本によるもののようです。
元はエピクロスの考えを詩にしたものだったそうですが、この本では普通の文章として訳されています。
ホッブスは1588〜1679年のイギリスの人で、近代以降の民主主義の思想に影響を与えた人ですが、その思想にはエピクロスなどの原子論の影響があるといいます。そこで少し関連する本を読んでみました。
デカルトが1596〜1650年のフランスですから、ほぼ同時代の人です。
本自体は、大量のカッコ書きや繰り返し、語の重複などが多く、読みにくい本でした。
始めて2年がたったので、感想などを書いておきます。
こういう分野について書いてある、だらだらと読めるものが欲しくて、なければ作ってみよう、的に始めてしまったのですが…。
内容は思った以上に進みませんでした。最初はトピックを1,2ページで、とか思っていたのですが、それではどうしても書き始められず、こういうことになりました。
書くことで理解できる、ということも思い知りました。つながらない部分を後から埋めたものが多いのですが、その足りていない部分は、よくわかっていないところだったりしました。(まだまだ理解不足、間違いはあると思います。後から直そうかどうか悩んでいるところも…。)
さらに、文字で書くのではこうはいかなかったような気がします。絵を描くのは面倒なので、なるべく簡潔にしたいですし、話のつながりの寸断にも気が付きやすく、見落としてしまうような部分にも気がつけたと思います。
あと、絵って恐ろしいですね。登録前は常に修正・書き直しして、ちょっとは見れるかと思っていた絵も、後で見ると…。ですが、その時々の精一杯です。
最後に。続けるのがなかなか大変で、辛くなってきていますが、自分の欲しいものを作っているので、もうちょっと続けたいと思います。
今更ですが、一年ほど前にひとつコメントいただきましたが、反応などせずすみません。継続が返答だと思ってもらえるとありがたいです。
「ラムダ計算」のはなしの続きです。ようやく最後です。
ラムダ計算には、どういう順番で計算をすすめるかは書いてありません。プログラミング言語として応用する場合には、その性質を利用して、計算する順番を後から決めることができるわけです。手続き型の場合は、処理の内容と処理の順番を別に書けるようなかたちで、うまくサボれるようにしているようです。
「ソフィスト」というと、偽の知識で人を欺く人、というような意味になってしまっていますが、古代ギリシアのソフィストは、お金をもらって道徳を教えることを職業としている人たちだと考えられ、そういう人たちを必要とする理由があったようです。
「ラムダ計算」のはなしの続きです。ループを楽にするための仕組みと、関数で記号を作る方法です。
イギリスの古典学者マクドナルド・コーンフォードによる少し古い本で、1932年のものです。
ヨーロッパ中心のギリシア持ち上げを感じないでもないですが、古代ギリシアの考え方の流れが短くまとまっていて、扱いやすいでした。
この本では、古代ギリシアの思想をソクラテスを中心に、「イオニア」「ソクラテス」「プラトン・アリストテレス」に分けています。
そして、それまでのギリシアの思想の伝統から方向性を大きく変えたところに、ソクラテスの重要さがある、ということのようです。その方向性とは、自然の研究から、人間及び社会の研究へと哲学を展開させた、ということです。
チューリングマシンと同じ能力を持つ、「ラムダ計算」のはなしの続きです。入れた文字列で文字列を置きかえるだけでも、分岐やループが実現できる、という話です。
ソクラテスの弟子だったクセノフォンが書いた、プラトンについての文章です。
ざっと読んだ感想としては、やたらと理屈っぽい論語、という感じですが、プラトンの『プロタゴラス』よりは、ソクラテスが現実の人間っぽく感じられました。
4巻構成で、1巻がソクラテスの有罪判決に対する反論。2,3巻は弟子などとソクラテスとの議論で、道徳的な指導を理屈っぽくしています。4巻で若干哲学的な議論がされています。